1、佐渡の渡船屋について

沖磯へ渡れる。沖堤防や沖テトラは禁止に・・・

新潟県にある佐渡島は360°海に囲まれていて日本海流がぶつかり、釣りにおいてとても環境が良い離島です。佐渡島では毎年大型の魚が釣れていて、船釣りや地磯釣りだけでなく沖磯もとても人気な釣り場です。沖磯は地磯よりも潮通しが良かったり、水深があるなど魚が多く回遊したりや棲みついていることもあります。今まで大型の実績が沢山あり、地磯とは少し違った釣りが楽しめます。沖磯は海に囲まれているので魚の回遊も多く、佐渡島民だけでなく釣り観光客にも人気です。そんな沖磯へ渡るには渡船屋を利用することになります。今回はそんな沖磯の実績や釣れる魚、渡船屋について紹介をします。

2、佐渡の沖磯で釣れる魚

・マダイ               

・クロダイ

・ヒラマサ              

・メジナ(メジナ、クロメジナ)

・イシダイ               ・ブリ

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・キジハタ               ・マハタ

・アイナメ               ・アオリイカなど

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佐渡島の沖磯ではこのような魚が釣れています。地磯と比べると魚種はあまり変わりませんが数が狙えたり、大型が狙えます。その中でもイシダイとマハタは岸から狙える個体数が少ないので沖磯で狙うのがおすすめです。フカセ釣りやルアーで青物狙いといった釣りが特に人気でマダイ、クロダイ、ヒラマサといった魚を狙って佐渡の沖磯へ渡る釣り人も数多くいます。

3、佐渡の渡船屋一覧

佐渡の沖磯は外海府から相川、小木周辺に多く沖磯が点在していて中にはとても大きな磯場もあります。潮通しが良い場所や深場、地形の変化に富んだ場所など様々でいろんな釣りが楽しめます。

【外海府〜相川】

福助屋旅館 第八福助丸(0259-26-2358)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】願漁港
  • 【渡船地域、範囲】大野亀、二つ亀、姉打島周辺
  • 【釣れる魚種】クロダイ、マダイ、イシダイ、メジナ、キジハタ、ヒラメ、ブリなど
  • 【説明】

第八福助丸さんは福助屋旅館と並行しています。渡してもらえる沖磯では季節によって幅広い魚を狙うことが出来ます。

民宿 やま佐荘(0259-26-2416)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】北島船着場
  • 【渡船地域、範囲】鳥掛島、長島、天が島周辺、望島、北鵜島
  • 【釣れる魚種】マダイ、クロダイ、メジナ、ヒラマサ、キジハタ、アオリイカなど
  • 【説明】

民宿と並行していて宿泊客優先ですが一般の宿泊客以外でも渡船を利用できます。沖磯ではフカセ釣り、ヒラマサ狙いのお客さんが多いようです。

民宿 はやし荘(0259-26-2353)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】真更川漁港
  • 【渡船地域、範囲】真更川港沖の磯
  • 【釣れる魚種】マダイ、クロダイ、ヒラマサ、アオリイカなど
  • 【説明】

民宿と並行している渡船屋さんです。真更川沖には沢山の沖磯があり、場所によって潮通しや水深が違うので狙い魚種や釣り方を店主の方へ相談することをおすすめします。

中嶋屋旅館(0259-26-2354)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】真更川漁港
  • 【渡船地域、範囲】真更川港沖の磯
  • 【釣れる魚種】マダイ、クロダイ、イシダイ、青物、アオリイカなど
  • 【説明】

中嶋屋旅館さんは宿泊施設と渡船屋を並行しています。沖磯ではマダイやクロダイなどがフカセ釣りで狙えたり、ルアー釣りではヒラマサなどの青物が狙えます。

渡船 第二大栄丸 相馬さん(0259-78-2723)
  • 【料金】¥3,500〜
  • 【出船漁港】関港
  • 【渡船地域、範囲】関岬、三島、蟹ヶ瀬、大島、矢柄
  • 【釣れる魚種】マダイ、クロダイ、ヒラマサなど
  • 【説明】

第二大栄丸さんは関から矢柄の区間の沖磯へ渡してもらえます。特にマダイ釣りが人気で春と秋にはヒラマサ狙いの釣り人がよく利用します。

あさひ荘(0259-26-2110)清宝丸(090-5449-3273)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】藻浦船上げ場
  • 【渡船地域、範囲】二つ亀、黒島、カゴメ岩周辺など
  • 【釣れる魚種】マダイ、イシダイ、クロダイ、メジナ、キジハタ、ヒラマサ、ワラサ、アイナメ、ヒラメ、尾長メジナなど
  • 【説明】

あさひ荘さんで渡してもらえる沖磯では尾長メジナがよく釣れるのでフカセ釣りが人気だそうです。他にも青物や根魚なども狙える沖磯になっています。

芳福丸(090-8813-8325)
  • 【料金】¥3,500〜
  • 【出船漁港】高瀬漁港
  • 【渡船地域、範囲】七浦海岸周辺の沖磯
  • 【釣れる魚種】マダイ、クロダイ、メジナなど
  • 【説明】

高瀬漁港から七浦海岸沖の磯へ渡船が出来ます。マダイ、クロダイ、メジナなどの魚が多く、フカセ釣りの釣り人にとても人気です。

【南部】

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本間朝夫さん(090-7421-7017)
  • 【料金】¥3,000〜
  • 【出船漁港】小木 宿根木 強清水 沢崎 江積 
  • ※海の状況や沖磯の場所によって出船漁港が変わります。
  • 【渡船地域、範囲】小木、宿根木、強清水、沢崎、江積の周辺の沖磯
  • 【釣れる魚種】クロダイ、メジナなど
  • 【説明】

本間朝夫さんは個人で渡船をやられていて、小木方面の沖磯ではクロダイ、メジナなどが釣れているのでフカセ釣りがおすすめです。マダイも釣れることがあったり、青物狙いの方も利用することがあるそうです。

4、佐渡の沖磯の実績

マダイ何cmやヒラマサ何kgなど大型ばかり・・・

佐渡島の沖磯では大型の魚が沢山釣れています。青物や大鯛が毎年釣れている沖磯では大型の80cmを超えるマダイや50cm以上のクロダイ、そして20kg以上のヒラマサなどが釣れた実績もあります。他にも40cm前後の良型キジハタが沢山釣れたり、アオリイカが入れ食いなど場所やその日の条件でも違いますが佐渡の沖磯はとても実績が高いです。潮が速い場所や水深がある場所、砂地や沈み根が多い場所など沖磯でも場所によって違います。なので沖磯に渡ってからどんな魚が釣れやすい地形かや海域なのかなど、渡ってからどんな魚が釣れやすいか探るといった楽しみ方もあると思います。狙いたい魚が決まっている方は事前に狙いの魚種を渡船屋さんへ相談したり、実績や最近の釣果を聞いて場所の相談をする方法もあります。佐渡の沖磯実績は渡船屋さんだけでなく、近くの釣具店へ相談してみるのも良いかと思います。

5、沖磯で必要な道具、装備

沖磯へ渡るにあたって必ず必要な道具や装備があります。これらが無いと渡船ができなかったり、とても危険なので必ず用意をしましょう。

【ライフジャケット】

ライフジャケットは沖磯でなくても釣りをする時には必ず必要な装備です。佐渡の海は荒れやすかったり、潮の流れがとても速い場所が多くとても危険です。沖磯は場所にもよりますが小さく低い磯からあまり行動範囲が無い場所、波から避難できない場所など様々です。万が一のことも考えて装備は怠らないようにしましょう。ライフジャケットの種類も膨張式だと岩場に当たって割れることがあるので浮力剤が入ったプロテクタータイプやベストタイプをおすすめします。

【スパイクシューズ】

磯場で釣りをする時はスパイクシューズが必須です。磯場は岩に海藻が付いて滑りやすくなっていたり、足場が傾斜や凹凸で不安定だったりします。スパイクシューズだからと言って絶対に滑らないということはありませんが履くか履かないかでは大きく違うので必ず履いてから渡船を利用しましょう。

【通信機器(連絡手段)】

通信機器が必要な理由は磯場では怪我で身動きがとれなくなったり、波が強くなり逃げ場がなくなったりする可能性があります。そんな最悪のケースの備えて救助や連絡をしないといけないため必ず必要です。他にも渡船屋と連絡をとりながら場所を変える相談や撤収をする連絡などをするので携帯電話は離さないようにしましょう。

6、佐渡の沖磯渡船のルール、マナー

佐渡の沖磯では他県と違った形やルールがあります。この決まりやマナーがわからないとトラブルのもとなので必ず渡船を利用する前に覚えておきましょう。佐渡の渡船屋さんは船を個人で持っているためこじんまりとした船が多く、乗れる人数に限りがあるので早めの予約が必要です。それに乗れる沖磯は他のお客さんと被ることができないケースが多いため、仲間内でない限り一つの磯に一団体という形が多いです。例外で大きな磯や相談の上、他のお客さんと同じ磯へ乗る場合はあるので必ず挨拶をしましょう。もし同じ沖磯へ乗るときは荷物リレーのように先に渡った人が荷物を全部受け取るといったようにフカセ釣りなどの荷物の多い方は連携も必要です。他の釣り人へリレーするので釣り竿は竿ケースにしまったり、自分の道具がわかるようにしときましょう。

沖磯へ船が到着した時はなるべく一回で持てる荷物に絞ってまとめておきましょう。磯場へ渡る時は船と磯の間を跨ぐのではなく飛び越えるように進みましょう。もし大股でゆっくり跨いでいる時に船と磯が波などで離れたりすると落水するため素早く渡るようにしましょう。渡る前には渡船屋さんにおおまかな迎え時刻を伝えたり連絡先を聞いていつでも連絡ができるようにしておくことが大切です。帰りの時間を早めたい時にも連絡が必要です。渡船屋さんによっては磯移りをさせてもらえる渡船屋さんもあるため、予め相談しておくように。

渡船屋さんは遊漁船や旅館、民宿などと並行して営業していることが多く、宿泊客優先の場合もあるので確認が必要です。集合時間は必ず集合場所へ早めに着いておきましょう。それにライフジャケット、スパイク、連絡手段を持っていないと渡船を利用できないので必ず忘れないようにしてください。渡船屋さんによっては釣りが終わって帰港してから料金を払う場合と乗る前に料金を払う流れがあるのでいつでもスムーズに渡せるように準備。なるべくおつりが出ないように持っておくとより良いです。挨拶と相談、そして安全第一で沖磯釣りを楽しみましょう。

7、まとめ

佐渡島沖磯のポテンシャルはとても高く、フカセ釣りや青物、根魚、イカなどのルアー釣りの方には特におすすめです。フカセ釣りは荷物も多く、地磯の移動も大変だったり水深や潮の流れに届かなかったりなどのケースがよくあります。なので簡単にエントリーできて手前も水深があったり潮通しが良い沖磯への渡船が人気です。魚の大きさも岸より大型の個体が狙いやすい魚種もあり、フカセ釣りの大会ではほとんどの方が渡船屋を利用して沖磯へ渡ります。ルアー釣りではキジハタやマハタなどの根魚は大型が狙えたり、アオリイカは沢山回遊してくるので数が狙えたりします。青物に関しては地磯も沖磯もあまりサイズに大きな差はありませんが潮によって地磯の方が釣れたり沖磯が良かったりなどその日や時期でも違います。潮通しが良い場所であれば回遊してくる頻度が多いので場所によっては沖磯の方がチャンスが多い時があります。このように岸と沖では海域や水深が違うので地磯だけでなく沖磯という選択肢を持っていると佐渡島で良い釣果が期待できます。佐渡島へ釣り観光に来られた方は一度は渡船屋を利用して沖磯で釣りをしてほしいです。

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