佐渡島のシーバス

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新潟県にある佐渡島は360°海に囲まれており日本海流がぶつかり、釣りにおいてとても環境が良い離島です。佐渡島では毎年多くの「シーバス」が釣れています。ベイトフィッシュが豊富な佐渡島は沢山のベイトパターンが存在しており、ランカーサイズばかり釣れる地域が限定的なパターンも存在します。シーバスといったら東京湾と想像するかもしれませんが東京湾では減ってきたパターンや存在しないベイトも佐渡島には沢山生息しています。そんな佐渡島のシーバス攻略を紹介します。

①シーバスとはどんな魚か

シーバスはベイトが多い

シーバスはスズキという魚で、スズキ目スズキ亜目スズキ科に属する魚です。シーバスは主に3種類いて「マルスズキ」「ヒラスズキ」「タイリクスズキ」が日本には生息しています。マルスズキは日本の東北から九州の沿岸に生息していて、ヒラスズキは茨城以南の本州沿岸で、タイリクスズキは中国大陸沿岸が原産の魚でしたが日本で養殖されている間に逃げ出して、日本各地に増えつつある魚です。シーバスは河口や汽水湖、運河にも生息するため身近な場所にいる魚です。大きさで呼び名が変わり、全長20~30cm程はセイゴ、40〜60cmをフッコ、それ以上をスズキと呼びます。80cm以上をランカーサイズとされていて最大1mを超える大きさまで成長します。シーバスは雑食性が強く、年間を通していろんな生き物を捕食します。ベイトに合わせたルアーでないとなかなか釣れなく、攻略の仕方がはっきりしているといったゲーム性の高い魚でルアーフィッシングで人気なターゲットです。

【シーバスの捕食するもの一覧】

  • 「魚系」イワシ、アジ、コノシロ、ボラ、ハゼ、ヒイラギ、サヨリ、ハタハタ、アユ、シロウオ、ドジョウなど
  • 「甲殻類」エビ、カニ、プランクトンなど
  • 「虫類」アオイソメ、ゴカイなど
  • 「軟体系」子イカ

佐渡に生息するシーバスはマルスズキとヒラスズキです。ほとんどがマルスズキですがごく稀にヒラスズキが釣れることがあります。かなり個体数は少ないため狙って釣るのには難易度がかなり高いです。

②佐渡でシーバスが釣れる時期

佐渡のシーバスは一年中狙える

佐渡でシーバスは一年中ルアーで狙える魚です。時期によって捕食する対象が変わり、時期に応じたベイトを捕食しています。シーバスの適水温は14〜18℃で産卵期は11月〜2月の期間です。一年中釣れる魚ですが、最も佐渡でシーバスが釣れやすい時期はこの産卵期の前の荒喰いのタイミング10月〜2月です。この時期以外にもベイト量によっては活性が上がり、とても釣りやすい状況になります。その場のベイトにあったルアーやポイントを知っておくと、攻略がしやすいです。

【シーバスが釣れる時期】

  • 一年中釣ることが可能
  • 特に釣れやすい時期は10月〜2月(秋冬)
  • 適水温14〜18℃
  • 産卵期11月〜2月

産卵期は全体的に大型のシーバスが釣れやすい時期になります。大型のベイトフィッシュも捕食するようになり、ビッグベイトと言われる大型ルアーでも釣ることが可能になる程活性が上がります。

③佐渡でシーバスが釣れる時間

シーバスはナイトゲーム!

シーバスは昼夜問わず釣れますが特に釣れやすい時間帯は夜間です。夜間はシーバスの視界が悪くなるので人の気配に気づきにくくなり、釣れる確率が格段に上がります。もう一つ視界が悪くなるタイミングがあります。それは雨や風などで波立った後や浅瀬、砂地では濁りが海の中で発生するタイミングです。このようなタイミングではシーバスも餌を見つけることが困難になり餌を探すことに夢中になります。なのでルアーを見つけると反応しやすいです。このようにシーバスの警戒心が解けるタイミングを見つけられると釣りやすいです。

【シーバスが釣れる時間帯】

  • 夜間が釣りやすい
  • 雨や風の日は釣りやすい
  • 少し濁りがあると良い(雨の次の日)

シーバスはベイトだけでなく水質や天候などの条件をクリアすることにより、釣りやすくなります。地形や潮を考えながら探ることが大切な釣りです。

④佐渡でシーバスが釣れる天気

シーバスは雨後を狙え!

シーバス釣りをするにあたって天気も釣果に大きく関わってきます。これは天候で水温が変化することによってシーバスの活性に影響するからです。シーバスの適水温は14〜18℃ですが夏の海水温度は適水温を超えます。そういった時に風が吹いたり雨が降ったりすると水温が一気に下がります。適水温に近づくにつれ、シーバスは活性が上がるのでルアーへの反応が良くなり、釣りやすくなります。逆に冬場に雨が降ると水温が下がるので適水温から離れて釣りにくくなるので夏場と冬場では効果が反対です。このように時期によって天候の影響は異なります。それと上でも説明をして通り、雨や風で釣りやすくなる場合が多く狙い目になります。風や雨で水量が増えて流れが生まれたり、濁りが発生するのでこのような日にはシーバスが釣れやすいのでおすすめです。

【水温】

  • 夏→雨で水温が下がり、適水温に近づいて活性が上がる
  • 冬→雨だと水温がさらに下がり、適水温から離れるので活性が下がる
  • 雨は増水するので流れが生まれたり、濁りが発生するので良い。
  • 風は水面が押されたて流れができたり、雨同様に濁りが発生して良い。
  • 雨後が釣れやすい

水温の変化だけでなく、上でも話をしたように雨や風の影響で濁りや人の気配を隠せることから適度な雨風は必要になります。水質が澄んでいる時に晴れて日差しが照っているよりは曇りが良かったり、強い濁りが入っている時は晴れている方が良かったりなどいろんな状況で天候の影響は違います。特に浅瀬は天候や気温での水温変化の影響が大きいです。

⑤佐渡でシーバスが釣れる場所

シーバスは流れのある場所にいる

シーバスは幅広い場所に生息します。河川や汽水湖、磯場や漁港など佐渡全域に生息しており、時期によって場所は変わりますが基本ベイトを追って回遊しています。大きく分けると河川にいるか海にいるか、それとも中間地点の河口にいるかの三択です。この中で年間通してシーバスがよく釣れる場所は河口です。河口はベイトが豊富なのと、流れがあるのでシーバスにとっては絶好の捕食場所になります。シーバスは障害物周りや流れのあるところに居着きやすく、テトラや沈み根、橋脚などの周りや日陰ができる場所、常夜灯の明暗部、駆け上がりなど変化がある場所にいます。そのような場所を探ることでシーバスとの遭遇率が上がります。

【シーバスが釣れる場所】

  • 海や河川、河口と幅広い場所で釣れる
  • 河口が特に釣りやすい(ベイトが多いから)
  • 障害物周り(テトラ、沈み根、橋脚など)
  • 明暗部や日陰、駆け上がりがある変化のある場所
  • 流れがある場所

佐渡全域にシーバスはいますが特に西部と東部で年間通して実績が高く、北部と南部は時期によって釣れやすくなります。

<佐渡島のシーバス生息域>

【主な佐渡のシーバス狙える釣り場】

  • 岩谷口(サーフ)
  • 加茂湖(汽水湖)
  • 国府川(河川)
  • 素浜(サーフ)

シーバスの実績が高い場所は国府川と加茂湖です。他にも岩谷口、素浜などのサーフでも釣れています。各地磯でも実績はありますが浅瀬の方がシーバスは釣れやすい傾向にあります。流れがある場所では頻度にベイトが回遊するので国府川と加茂湖や、浅瀬でありながら潮通しが良い岩谷口と素浜が実績が高いです。他にも似たような地形の場所はあるのでベイトがいる場所を探してランガンしながら探ってみるのも面白いかと思います。

⑥佐渡のシーバスが釣れる潮回り

流れの向きや潮位をが大切

シーバス釣りをするにおいて流れの速さや向き、潮位が大きく関わってきます。場所によってこれらは上潮が良かったり、下潮の方が良かったりなど全く逆になることがあります。流れはベイトが入ってくるかに大きく関わるため、最も重要です。流れが速いとベイトは流され、障害物や湾になった潮が緩くなっている場所に溜まります。流れが速いとゆうことは急に緩くなる場所ができるということでもあり、流れの緩急ができる場所が狙い目になります。浅瀬では潮位が高い時が良かったり、抉れて少し深くなっている場所では潮位が低くて狙いが絞りやすいなど場所によって潮位の影響は異なります。河口では川の流れと海の潮がぶつかる上潮がとても良い傾向にあります。他にも反転流が起きている場所や離岸流が発生している場所はシーバスが沢山います。他にも上潮と下潮で流れの方向が違うとシーバスも向いている方向が変わります。基本シーバスは流れに反して泳いでいるのでこれを踏まえて投げる場所や巻いてくる位置を決めると反応が取れやすいです。

【シーバスが釣れる潮回り】

  • 流れが速いと障害物や湾になった潮が緩む場所で釣れやすい
  • シーバスは潮の向きに逆らって泳ぐ
  • 浅瀬では潮位が高い時が良い
  • 少し深くなっている場所は潮位が低い時が良い
  • 反転流、離岸流の場所はベイトが溜まったり流されやすい

シーバスは大潮や小潮などの潮の周期よりもその日の潮位、流れの向き、流れの速さが重要です。シーバスは流れの底でベイトを待ち構えることが多く、潮が速くなるに釣れて泳ぐ層が下がる傾向にあります。流れが速すぎると上まで食べに上がってこないので程よい流れの速さの時がベストです。流れが速すぎると海底を泳いでいるか、流れが緩くなる場所にいるのでその日の流れの速さでポイントを絞って探りましょう。

⑦佐渡のシーバスを釣る道具

シーバスのルアーはサイズが様々

【ロッド】

  • シーバスロッド、ライトショアジギングロッド、エギングロッド、チニングロッド
  • 7.5〜9.5フィート(河川や海)硬さはML〜Mクラスがおすすめ
  • 9.5〜11フィート(サーフや磯)硬さはM〜MHクラスがおすすめ

【リール】

  • スピニングリール2500番手は〜4000番がおすすめ
  • HG、XGがおすすめ
  • レバーブレーキリール
  • ベイトリール

【PEライン】

  • PEライン0.8号〜2号編み込み数はお好み(X4、X8)

※時によっては0.6号を使う場面もある

【リーダー】

  • 3号〜8号 ナイロン、フロロカーボンお好み

シーバスを狙う道具は場所や釣り方で大きく変わります。そのベイトパターンによって場所や使うルアーのサイズが変わるに釣れて、糸の太さやロッドの長さも変わります。シーバス釣りでオールラウンドに使えるおすすめのサイズはロッドが8フィートでスピニングリールの3000番を装着し、ラインはPEの1号、リーダー4号がおすすめです。このセッティングではある程度の場所に対応できるため迷ったらこのセッティングをおすすめします。

⑧佐渡のシーバス実績ルアー&ルアーBOXの中

シーバスを狙うにあたってその場のベイトパターンに合ったルアー選びがとても大切です。なので同じようなルアーをいくつも持っていくのではなく、幅広いルアーを持っていくことをおすすめします。シーバスルアーは沢山の種類があるため、どのルアーを使えば良いか迷うかもしれません。なのでこれらを参考に選んでみてください。

【プラグ】

  • トップウォータープラグ

シーバスは浅瀬にもいるので表層を引けるルアーが有効的な場面があります。トップウォータープラグは基本的に表層のみのルアーで、上を意識しているシーバスはとても反応が良い傾向にあります。活性が高いシーバスを狙う時やベイトが流されるような状況では特に効果的で人気なルアーです。シーバス釣りでは基本浅瀬の河川や運河、河口が多く、よく使われるルアーの一つです。

  • シンキングペンシル

シーバスの泳ぐ層に合わせて沈ませることができるルアーです。シンキングペンシルにも種類が沢山あり、スローシンキングなどの沈下速度がルアーによって違います。基本水深1m以上の場所であれば使えるため出番が多いルアーです。流れが速い場所や海底にいるシーバスにアピールしたい時に良く使うルアーです。

  • ミノー

安定感のあるシーバスでは定番のルアーです。フローティングとシンキングがあるため場所で使い分けることができます。波や風があってもしっかりアクションができたり、層を安定して探れるので人気です。ただ巻きでもしっかり動いてくれるため、慣れていない方でも使いやすいルアーです。

【ワーム】

  • ジグヘッドリグ

ジグヘッドリグのワームもミノー同様に定番ルアーです。ソフトルアーなのでナチュラルに食わせることができ、重さもジグヘッドを変えることで調整ができます。ワームの種類も多く、アピールが強いルアーから控えめのアピールのワームもあるため万能なルアーです。

【メタルジグ】

  • スタンダート

メタルジグは堤防やサーフなどでベイトが小さい時に特に有効です。細長いジグや小さいジグなど大きさ、形も様々なのでベイトに合わせることが可能です。飛距離も出るので遠投したい時や少し水深がある場所では有効です。

  • スピンテールジグ

テールにブレードが付いており、ルアーを巻くことによってブレードが回って波動がでます。フラッシング効果や波動などでマイクロベイトパターに特に有効なルアーです。ベイトが小さい時には特に活躍するためルアーBOXに一つは入れておきたいルアーです。

【バイブレーション】

  • 鉄板バイブレーション

アピール力や飛距離が欲しい時によく使うルアーです。フラッシングや波動でアピールして、特にデイゲームでは出番が多いです。深場や中層から海底付近をしっかり探りたい時に有効です。

  • プラスチックバイブレーション

鉄板バイブレーションよりも沈下速度が遅く、浅瀬でも海底に擦ることなく探ることができます。種類も多く、微波動や強い波動など種類があり、状況によって使い分けができます。

☆実績ルアー

【COREMAN VJ16】

このルアーはジグヘッドワームで品薄状態が続く人気ルアーです。微波動が出る揺れ方をしており、ワームの素材もとてもソフトなため細かい動きをします。ジグヘッドとワームの連結部が小さいのでとてもナチュラルに動きます。シーバスだけでなく青物や鯛、根魚、フラットフィッシュなどいろんな魚が釣れるルアーです。もちろんシーバスの実績も強く、いろんな状況で使うことができて渋い状況でも釣れるので頼りになるルアーです。個人的にはシーバス狙いだけでなく他の釣りにもよく使うので一度は試してもらいたいです。デメリットは入手が困難で高値で売買されることが多く、お店にもなかなか入ってこない状況です。大きさは16g、22g、28gと3種類あり、カラーはゴールドカラーをおすすめします。このルアーはコピー品や偽物も多くネットに回っているため、COREMAN VJを買う際には間違えないようにしましょう。

☆ルアーBOX

  • VJ16(COREMAN)

  • ジョルティ22(BlueBlue)

  • 静ヘッド7g+R32 3.2inch(カルティバ+MARS)

ワームは食わせのワームと飛距離が出るワーム、控えめなワームと最低3種類持っていくことをおすすめです。ハードプラグで探って反応がなかった時には必ず投げるようにしているので釣り場には必ず持っていきます。ワームでないとなかなか食わせきれない場面も出てくるため、最低食わせのワームを持っていくことをおすすめします。

  • ブローウィン165F(BlueBlue)

  • サスケ烈波140F(ima)

  • エヴォルーツ120F(ブレイズアイ)

  • アルゴ105F(APIA)

  • ハイドロアッパー90S(APIA)

  • ローリングベイト(TACKLEHOUSE)

  • トレイシー25(BlueBlue)

最低限このようなルアー編成をして釣り場へ向かいます。向かう釣り場に合わせたルアーを持っていき、ベイトに合わせてルアーローテーションを行います。いろんな層が探れるようにルアーもフローティングやシンキングなどを持っていきます。この中でも特に実績が高いルアーは140mm以上の細身のルアーが強く、必ず持っておきたいルアーです。140mm以上ってことでルアーの中では少し大きめなのでシーバスに気づいてもらいやすく、細身なのであまり大きなシーバスでなくても反応してくれます。この細身のルアーはいろんな場所で使える万能ルアーなのでおすすめです。

⑨佐渡で存在するシーバスベイトパターン

シーバスは時期によって捕食するベイトが変わるためその時期にあったベイトパターンを見つけることが大切です。ベイトにあったルアーやアクション、場所選びが釣果の鍵を握ります。佐渡では沢山のベイトパターンがあります。時期によってはベイトパターンが被るため、年やベイト量、タイミング次第では年によって無くなるパターンもあります。

  • イワシパターン
  • ハタハタパターン
  • コノシロパターン
  • マイクロベイトパターン(カタクチ、シラス、稚鮎など)
  • ハク、イナッコ、ボラパターン
  • サヨリパターン
  • アミパターン
  • ハゼパターン
  • ヒイラギパターン
  • 落鮎パターン
  • gギンポパターン

年間を通して佐渡ではこれだけのベイトパターンがあります。これらの中で熱い佐渡のベイトパターンはイワシパターン、ハタハタパターン、コノシロパターン、マイクロベイトパターンです。特に北陸の日本海限定のハタハタパターンは人気があります。ハタハタが真冬に産卵で接岸するタイミングで佐渡ではハタハタパターンが始まります。ハタハタパターンは大型シーバスが狙えるのでとても熱いパターンです。数が釣れるベイトパターンはイワシパターンです。イワシは基本的に群れで岸に近づくのでベイトの量が多く、沢山のシーバスが集まります。他にコノシロパターンではビッグベイトで釣れるので人気があり、これも大型のシーバスが釣れやすいです。このように佐渡でシーバスを狙うにおいてベイトが豊富なため、どのパターンか見つけるのが難しいです。

➉佐渡のシーバスの釣り方

いろんなパターンに対応するルアー

佐渡でシーバスを狙うにあたって大切なことはベイトにあったルアー選択や潮、狙うポイントです。その中でも幅広いベイトパターンに対応したルアーを使うことも一つの手です。それが上でも説明した細身のルアーです。ワームもいろんなパターンに適していたりするので紹介したルアーをおすすめします。佐渡でシーバスを狙う時は河川や河口、汽水湖が攻略しやすいです。このような流れがある場所では障害物や湾になった潮が緩む場所が狙い目です。このような場所にはベイトが流れ着いて溜まることが多いのでシーバスは捕食するために周辺を回遊します。他にもベイトが流れてくるのを潮下で待つことがよくあります。このように流れの周りをルアーで探ることでシーバスが釣れやすくなります。

このような場合、ルアーを潮上へ投げて流れに乗せながらアーチを描くようにルアーを通してきます。流れがない時にはこのアーチを描くことなくストレートにルアーが手前に寄ってきます。このアーチは巻いてくるスピードや流れの速さで変わります。流れの中をルアーがしっかり通ることが大切なので流れが無い場所や潮が止まっている時間は厳しいので場所を変えるか、潮が動くまで待つことをおすすめします。なのでまずは流れのある場所を探してポイントを探すことがシーバスへの近道になります。他に障害物周りや流れの周りにある湾処にシーバスがついていたりするのでこのようなポイントを探ります。

このような流れの境には駆け上がりがあり、シーバスは海底の駆け上がりでベイトを待ち構えているので、この上をルアーで通します。ルアーの順番としてはトップウォーターやミノーなどの表層付近のルアーで探り、反応がなければ次にシンキングペンシルやバイブレーション、ワームなどを使います。表層付近に反応しないシーバスはルアーを沈めてシーバスの目の前を通すイメージで探ります。駆け上がりや障害物の位置が把握できる場合はシーバスのいる場所がだいたい想像ができるため、このような場合はただ巻きにアクションを加えてリアクションバイトを狙います。シーバスは目の前にゆったり流れてきたルアーを見ており、瞬間的にルアーが速い動きをするとつい反応してしまう習性を利用して、活性が上がりきらない魚でもこのように釣ることができます。

このような場所では流れの上に投げ、巻いてくるとアーチを描くようにルアーは動きます。このアーチの一番曲がりが急になるカーブに入ったあたりでシーバスがルアーの真下にいると口を使いやすいです。なのでシーバスの食わせる位置を想像しながらルアーを流れに乗せて、流れの速さに合わせた巻きスピードで探ると釣れやすいです。このイメージが夜間の視界が悪い時でもできるとより釣れると思います。夜間はルアーの動くスピードが遅い方が釣れやすい傾向にあるため、糸を少し張ってルアーの流れる速さを昼間より遅めに調節できるとさらに釣果が上がると思います。この時も一番口を使わせたいタイミングで食わせのアクションを入れることによってリアクションバイトが狙えます

上の写真のような障害物付近ではシーバスがとても溜まりやすいです。テトラや沈み根、橋脚、駆け上がりなどでは流されたベイトフィッシュが溜まったり、流れが当たると海底が巻き上げられてシーバスにとっては捕食のしやすいポイントになります。このような障害物のある場所を見つけたらルアーを通してみるとシーバスの反応がとれやすいです。それに加え、このような橋の下では日陰になります。夜には常夜灯の灯と橋の影で明暗ができるのでこのような境目を狙うのもとても有効な手段です。次に実際に佐渡の釣り場ごとの攻略の仕方を紹介するので参考にしてください。

国府川、加茂湖(河川、汽水湖)

国府川も加茂湖も比較的水深が浅く、トップウォータープラグか水面から1m前後潜るルアーがとても実績があります。どちらの場所も濁りが出やすいので小雨の次の日などを狙うと濁りが丁度よく、釣れやすいです。このような濁りが発生しやすい場所ではチャートカラーなどの明るいカラーのルアーを持っていくことをおすすめします。障害物や駆け上がりなどの地形の変化がある場所には積極的に投げるようにしていき、ルアーのサイズを変えながら探ると釣果が出やすい場所です。

素浜、岩谷口(サーフ)

この2箇所は地形の変化がある潮通しの良いサーフエリアです。潮通しが良いためベイトの出入りが激しく、イワシやアジ、マイクロベイトなどの回遊するベイトフィッシュが多いのでシーバスが浅瀬のサーフまで入ってきます。砂地エリアに岩礁帯が混じるサーフで、どちらも河口があります。素浜ではテトラがあったり、岩谷口にはゴロタが混じるなど、どちらもシーバスには好条件です。このエリアでは幅広いルアーが使えるのでフラッシングが効くイワシカラーを中心に投げたり、濁りが入れば明るいカラーを選びましょう。ここでは小さいベイトから大きいベイトと幅が広いため、いろんなサイズのルアーを持っていきましょう。サーフでは飛距離が出せると有利になるのでよく飛ぶルアーやアピールの強いルアー、ナチュラルな動きのルアーと幅広く持っていきましょう。この場所では潮が動くことがとても大切なので潮見を見て時間帯を選びましょう。

まとめ

佐渡ではシーバスが住むのに環境がとても良い場所ですが年々釣り人が増え、シーバスがスレて釣ることが難しくなっています。個体数も減ってきてるのでできるだけ環境を守るためキャッチ&リリースを心がけましょう。新潟県のシーバスは全国的に難しいと言われており年々厳しくなってきています。ですが日本海北陸限定のハタハタパターンでランカーサイズが狙えるため、シーバス釣りがとても人気です。シーバスは攻略方法を見つけることで釣果に大きく影響するため、釣り場や天気、潮、ルアーなどを研究してみてください。最初の1匹を釣るまでは大変な道のりかもしれませんが攻略の仕方を見つけるゲーム性の高い釣りなので、これもシーバス釣りの醍醐味だと思います。研究して釣れた時の喜びはとても大きいのでぜひチャレンジしてみてください。佐渡ではシーバスを狙いながらも他の魚がよく釣れるので、佐渡でシーバス釣りを一度は挑戦してみて欲しいです。

地元アングラーの声

「タックルハウス K-TEN BKF115 (ピンクバック)」と「シマノ エクスセンスCOO 70F (レンズグリーンシャイナー)」、「ima 魚道130Md (マコイワシ)」がおすすめです。

秋から冬にかけては「ダイワモンスターウェイク156F」をよく使用してます。このルアーで何度もランカーシーバスを釣ってるので信頼してます。

年々シーバスの絶対数は減って釣り人増えてるから釣りづらいのが現状。でも佐渡のハタハタパターンは釣りやすい。

期間難易度場所ルアー(強い)天候習性佐渡のポイント
1月漁港周り、藻場、地磯トップ、シンペン、ミノー晴○産卵、荒喰
2月河川、汽水湖、藻場、地磯トップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、晴○産卵加茂湖、国府
3月河川、汽水湖、サーフトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、晴○加茂湖、国府、素浜、岩谷口
4月河川、汽水湖、サーフトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、晴○加茂湖、国府、素浜、岩谷口
5月河川、汽水湖、サーフトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ小雨○加茂湖、国府、素浜、岩谷口
6月河川、汽水湖トップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ雨○加茂湖、国府
7月河川、汽水湖トップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ雨○加茂湖、国府
8月河川、汽水湖トップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ雨○加茂湖、国府
9月河川、汽水湖、サーフ、漁港周りトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ小雨○加茂湖、国府、素浜、岩谷口
10月河川、汽水湖、サーフ、漁港周りトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション、メタルジグ小雨○産卵、荒喰加茂湖、国府、素浜、岩谷口
11月河川、汽水湖、漁港周りトップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション小雨○産卵、荒喰加茂湖、国府
12月河川、汽水湖、漁港周り、藻場、地磯トップ、シンペン、ミノー、ワーム、バイブレーション雨✖️産卵、荒喰加茂湖、国府

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