この釣り場は、新潟県佐渡地域振興局が発行する「佐渡フィッシングガイド」掲載ポイントです。

1、野崎鼻ってどんな場所?

新潟県の南部にある地磯で、ここ周辺では一番沖へと出ている岩場です。ここはトンネルの外側にあり、高低差が大きい磯場です。少し歩くと比較的平なエリアが広がっています。野崎鼻一帯は山のように高さのある場所で磯の上には草木が生え、自然に囲まれている佐渡らしい釣り場になっています。

2、野崎鼻の特徴(海流 地形 実績)

正直なところ、足場が良いとは言えないため相応の装備が必要になってきます。約40m沖には海面から少し出ている大きな根があり、その周りは少し深くなっています。潮通しもよく沖の根を中心に潮が回っています。周辺は海藻が豊富な場所で魚の産卵場としても条件が良く、沢山の魚が集まりやすい人気な佐渡の釣り場となっています。野崎鼻が人気な理由は魚が多いからだけではなく、冬場の北西の風を避けることができる地磯でもあるので秋から冬にかけては特に強い場所です。

3、野崎鼻で釣れる魚種

・マダイ               

・クロダイ

・メジナ               

・ブリ(イナダ〜ワラサ)

【青魚】シイラ、ヒラマサ、アジ

【根魚】メバル、アイナメ

【その他】ホッケ、ヤリイカ、アオリイカ

この地磯では大型のメジナやマダイ、クロダイの実績が高く、時にはブリやヒラマサなどの青物も釣れる潮通しが良い釣り場になっています。他にもここではヤリイカ、ホッケなどが釣れます。佐渡ではこの2種が狙える場所はとても限られるのですが野崎鼻では実績があります。海藻が多く、水深がある場所なので根魚やアオリイカなども多く、幅広い魚種が狙えるポイントです。

マダイクロダイマダイクロダイ
クロダイメジナクロダイメジナ
メジナブリメジナブリ
ブリシイラアジヒラマサ
ヒラマサヒラマサヒラマサメバル
メバルメバルメバルアイナメ
アイナメアジアジホッケ
アジアオリイカアジ
ヤリイカヤリイカ

4、野崎鼻でおすすめの釣り

①エギング(アオリイカ、ヤリイカ)

ここはアオリイカやヤリイカが強いポイントにもなっているため、エギングがおすすめです。この場所は潮通しが良いのでイカが頻繁に回遊し、手前に溜まるのでイカの数が狙える場所です。基本この場所は潮が速いため軽いエギを使用すると流されすぎるので3号〜3.5号のエギがおすすめです。湾になった浅瀬にもアオリイカがたまるのでランガンスタイルをおススメします。エギングは夕まずめから朝まずめの夜間が一般的に釣れやすいですが、野崎鼻は潮に乗った活性の高いイカが回遊してくるため明るい時間帯でも数が狙えることが魅力です。

②フカセ(マダイ、クロダイ、メジナ)

ここではマダイ、クロダイ、メジナの実績が高く、大型も狙える釣り場です。フカセ釣りのターゲットで人気のある3種がよく釣れるのでフカセ釣りに適している場所でもあります。時期はマダイなら春か秋、メジナとクロダイは基本一年中釣れるので、冬の北西の風に強い野崎鼻は一年中フカセ釣りが楽しめます。イナダやアジなどもよく回遊してくるためタイミングがあうとこれらの魚が釣れます。尺アジも回ってくるポイントなのでアジを狙っても面白いですよ。

5、野崎鼻のおすすめルアー

・MariaボアーSS170(B04C生シラス)

ここでのルアーのターゲットはブリやヒラマサ、マダイ、シイラなのでこれらを想定したルアー選択になります。大きすぎるルアーより、160mm前後のルアーの出番が多いです。特に活躍するのが青物用のミノーやシンキングペンシルになります。ルアーの水深を入れることによってマダイが反応しやすくなるのでトップのルアーよりもシンキングペンシルとミノーがおすすめです。カラーはマイクロベイトを想定したクリアカラーの実績が高いです。

アオリイカの場合は3.0号以上のエギを使用して、流す釣りがメインとなります。左右どちらかの横向きに流れていることが多く、潮上に投げて高くしゃくり上げるイメージです。広範囲のイカに存在を知らせてフォールの間に食わせるイメージです。潮下に流れたらアクションがおかしくなったり流しづらくなるので回収をして投げ直すことをおすすめします。投げる場所を変えたい時には立ち位置を変えて同じ流し方をします。沈み根の位置を把握できればその周りを狙っていき、フォール姿勢の安定したエギを選択すると釣果が伸びるでしょう。

[シンキングペンシル]

サーディンボール150S(シマノ)

リライズSS130(Maria)

[ミノー]

シブキV159ms(TACKLE HOUSE)

マグナムミノー160SS(マングローブスタジオ)

[エギ]

クリンチフラッシュブースト3号(シマノ)

エメラルダスステイ3号(ダイワ)

6、周辺情報(観光スポット お食事処 施設)

☆観光スポット

1、矢島径島

二つの島を赤い橋がつなぐ絶景の観光スポットです。海は下まで見えるほど透明度が高く、美しい景色の中でたらい舟の体験ができます。

2、千石船の里

船大工や漁業の資料、昭和レトロな日用品を展示している博物館です。当時の版図を基に復元された千石船「白山丸」が展示されています。

http://shukunegi.com/spot/ogiminzokuhakubutsukan/

3、宿根木

新潟県で唯一の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている街です。風情ある街並みでとても人気のある観光スポットとして有名です。

4、小木ダイビングセンター

ダイビングやカヤックなどの体験ができます。初心者でも楽しめるダイビングスクールも行っていますし透明度の高い綺麗な海でレジャースポーツが楽しめます。

https://www.sado-diving.com/

5、小木たらい船

佐渡の小木地区にはたらい舟体験ができる場所がいくつかあります。それぞれ景色が違うので何箇所か回っても楽しめると思います。矢島径島という観光名所や宿根木、フェリー乗り場の近くと気軽に体験できます。海底溶岩の侵食が影響で青く光るイタリアの青の洞窟同様で佐渡版の「青の洞窟」と呼ばれている「琴浦洞窟」にシーカヤックやたらい船で中に入ることが可能だったりもします。

http://park19.wakwak.com/~rikiyakankou/

☆お食事処

1、炭火焼酒場灯

営業時間 基本18:00〜22:00

金曜土曜18:00〜 1:00

定休日水曜

2、かっさい

営業時間11:00〜14:00

17:00〜22:00

3、小木家

営業時間9:00〜16:30

4、稲よし

営業時間11:30〜14:00

16:30〜23:00

☆施設(宿泊、公共)

1、おぎの湯(御宿)

1泊2食         9,350円〜

素泊まり          4,180円〜

詳しい料金プランや宿詳細は下記のリンクから

https://oginoyu.com/

2、かもめ荘(民宿)

1泊2食         8,800円〜

素泊まり          4,400円〜

詳しい料金プランや宿詳細は下記のリンクから

https://sado-kamomesou.com/

3、ホテルおぎ(ホテル)

食事の提供なし

素泊まり         4,950円〜

詳しい料金プランや宿詳細は下記のリンクから

https://www.hotelogi-sado.com/

4、Aコープ佐渡(スーパー)

営業時間9:00〜19:00

5、ローソン(コンビニ)

6、お手洗い場(公共)

7、駐車スペース

7、まとめ

野崎鼻は冬場の北西風の影響を受けないため、一年中釣りができる佐渡の釣り場です。青物やマダイ、イカなどの人気なターゲットが、多く回遊する場所なので地元では人気のある地磯です。ですが装備を怠ると大変危険ですのでスパイクシューズやライフジャケットの着用は必ずしましょう。野崎鼻は幅広い魚種が釣れるので、いろんな魚を狙って見るのも楽しいかと思います。安全第一で佐渡の釣り場を回って見てください。そして佐渡の南部は観光スポットが多く、綺麗な景色が見れるので釣りだけではなく是非観光もしてもらいたいです。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です