佐渡島のマゴチ

新潟県にある佐渡島は360°海に囲まれており日本海流がぶつかり、釣りにおいてとても環境が良い離島です。佐渡島では毎年多くの「マゴチ」が釣れています。マゴチはフラットフィッシュと言われ、ヒラメと同様に砂地の海底に生息する魚です。マゴチはよくヒラメ釣りの外道とされていますが高級魚として扱われている魚で佐渡では何度も岸から大型のマゴチも釣れています。今回はそんな高級魚のマゴチの釣り方を紹介します。

①マゴチとはどんな魚か

体の平たい高級魚

マゴチはカサゴ目コチ科に属する魚で日本の山形県、宮城県より南側に生息しています。佐渡で釣れるコチの種類はマゴチ、メゴチ、ネズミゴチと3種類のコチが釣れます。この中でも大型に成長して高級魚として扱われるのがマゴチです。体は平たく、頭部と口が大きい魚で普段は海底に腹部をつけて、エサが通るのを砂に潜って待ち伏せる魚です。マゴチの産卵期は4月〜6月の春の期間に卵を抱え、産卵するために岸へと接岸します。最大で70cmにも成長する魚で場所にもよりますが40cm前後の大きさが平均的サイズです。最近ではボートマゴチゲームといった船でライトな竿でキャスティングやベイトロッドでマゴチを釣るフィッシングが流行っています。

【マゴチの捕食するもの一覧】

  • 「魚系」イワシ、サヨリ、アジ、シロギス、ハゼなど
  • 「甲殻類」エビ、カニなど
  • 「軟体系」タコ、イカなど

魚だけでなく甲殻類やイカ、タコなどの軟体類も捕食することがあります。この中でも特にシロギスやハゼが好物だと言われています。

②佐渡でマゴチが釣れる時期

マゴチは夏場に良く釣れる

マゴチのよく釣れる時期は夏場です。産卵期の4月〜6月の春に向けて接岸し、産卵後に体力を戻すため荒喰いをします。秋から冬場にかけて水温が下がると深場に落ちる魚なので岸際にはほとんどいません。釣れる期間としては春の産卵の接岸時の4月から秋の10月あたりまで釣ることが可能です。適水温は19〜23℃と暖かい水温を好みます。なので6月〜8月の期間が佐渡でもっとも釣りやすいタイミングです。

【マゴチが釣れる時期】

  • 春から秋にかけて釣れる(4月〜10月)
  • 産卵期は4月〜6月
  • 6〜8月の夏場が最も釣りやすい
  • 適水温19〜23℃

マゴチは水温が下がる冬に深場に落ちる魚ですが稀に冬場でも浅瀬で釣れることがあります。水温が下がる時期に岸から届く範囲にいるマゴチは少なく、活性もかなり低いためルアーに反応しにくいです。なのでマゴチを狙う時は夏場がおすすめです。

③佐渡でマゴチが釣れる時間

夜間の方が釣れやすい?

マゴチは夜間でも昼間でも釣ることが可能です。朝まずめ〜夕まずめまでの明るい時間帯に釣りをする方が多いですが夜間も変わらずに釣れます。釣れやすさで言うと朝まずめ、夕まずめがとても釣れやすく、次に夜間、最後に日中といった印象です。やはり朝と夕まずめの時間帯がマゴチの反応も良く、活性が高いように感じます。朝まずめ後の日が昇ってしまうと少しずつ反応が悪くなり、夕まずめの時間帯になると朝まずめ同様にマゴチの反応がよくなります。夜間は日中よりはマゴチが釣れる印象で、暗い時間帯では警戒心が落ちるので反応が取りやすいです。

【マゴチが釣れる時間帯】

  • 朝まずめ、夕まずめが釣れやすい
  • 昼間も夜間も釣ることが可能
  • 日中<夜間が釣れやすい

釣れにくい日中でもある条件をクリアするとマゴチが沢山釣れたり、夜間もちょっとした工夫や条件が揃えればまずめの時間帯と同じようにマゴチを釣ることが可能です。それは天候、場所、潮回りです。ルアーの工夫も必要ですが先ほどの3つの条件を覚えるだけで時間帯関係なく釣ることができます。

④佐渡でマゴチが釣れる天気

曇っていると釣れやすい

マゴチ釣りは天候次第で釣れやすさが変わります。マゴチは雨量が多い日は反応が悪く、濁りが発生して釣れにくくなります。日中の場合は雨の降り始めや小雨だとマゴチはむしろ反応が良くなります。サーフなどの浅瀬では雨の悪影響を受けやすく、釣れにくくなる傾向にあります。水深があったり流れがある場所では雨の悪影響は受けにくく、適度な濁りの場所、雨量が大切です。強い濁りだとマゴチは釣りにくく、適度な濁りだと警戒心が解けるので良い傾向にあります。曇りの日は全体的に活性が良くて日中でも夜間でも釣れやすいです。マゴチは基本晴れの日が釣れやすく、朝まずめ夕まずめ、夜間は晴れていると特に釣れやすいような気がします。ですが日が昇りきった日中は渋い時間が続くため、日中に狙いたい時には曇りや小雨のタイミングを狙うと釣りやすいです。

【マゴチが釣れる天気】

  • 晴れている日は朝まずめ夕まずめ、夜間の調子が良い
  • 小雨、雨の降り始めは活性が上がりやすい(雨量が多いと悪い)
  • 濁りは釣れにくくなるが、程よい濁りは警戒心が避けるので良い
  • 曇りはとても良い

天候の影響は釣り場によっても変わるため、その日の天候で釣り場を選ぶとマゴチは釣りやすいです。マゴチはその日の時間帯や天候での日の光量で活性が変わります。曇りが良い理由はこの光量にあるので日があたりやすい場所、日が落ちる方角などでも変わるため釣り場選びが大切です。

⑤佐渡でマゴチが釣れる場所

海底が砂地のエリア

マゴチは海底の地質が砂地、砂泥底の場所に生息します。なのでサーフエリア、漁港、河口、汽水湖などのエリアに多く生息し、春や夏場には水深1mほどの浅瀬にまで接岸します。各釣り場のポイントでもそれぞれ狙い目のマゴチが溜まりやすい場所があります。それは流れがある場所です。流れのある場所は小魚が回遊したり、小魚が流されやすいのでマゴチはこのような流れのある場所の海底に身を潜めています。具体的には流れがある場所というと河口や離岸流の起きている場所、潮通しが良い場所です。流れが弱い場所でもマゴチはいますがルアーへの反応が悪く、流れの下にいるベイトを意識したマゴチを狙うと釣りやすいです。流れがある砂地エリアには流れの境目に駆け上がりなどの地形の変化が存在します。このような場所が特にマゴチが居着きやすいです。

【マゴチが釣れる場所】

  • 海底が砂地、泥底エリア
  • 流れがあるエリアの海底にいることが多い
  • サーフでは離岸流になっている場所
  • 駆け上がりなどの地形の変化がある場所に溜まりやすい
  • サーフ、漁港、河口、汽水湖が釣れる

マゴチは海底が砂地エリアであればほとんどの場所に生息します。特に湾内や河口などにも入ってきます。なので近くの海で気軽に狙うことが可能な魚です。

<佐渡島のマゴチ生息域>

佐渡ではほとんど全域で釣ることができます。一部砂地が少ない磯場や潮がとても速い外海の深場には少なく、漁港周りに居着く習性があります。なので佐渡ではほとんどの場所で釣ることが可能です。

【主な佐渡のマゴチ狙える釣り場】

  • 岩谷口(サーフ)
  • 加茂湖(汽水湖)
  • 国府川(河口)
  • 素浜(サーフ)

これらのエリアは砂地が多くマゴチの実績がある釣り場です。この釣り場に共通することが比較的浅瀬で砂地のエリアということです。岩谷口、素浜はサーフエリアで地形の変化や流れのある場所を見つけることが釣果に鍵になってきます。国府川の河口と加茂湖は砂地と泥底の場所もあるため幅広くランガンスタイルで狙うことがおすすめです。国府川を昇ったり、加茂湖の湾奥まで入ったりなどマゴチは湾奥の浅瀬まで入ります。

⑥佐渡のマゴチが釣れる潮回り

潮が緩く動くタイミング

マゴチはあまり泳ぎが得意な魚ではありません。なので潮が速い場所と流れの緩む境目にいたり、流れが速い場所では海底にじっとしています。程良い流れの速さの時にマゴチの反応も良くなるため、満潮前後と干潮前後の潮の流れが緩む時がチャンスになります。潮が緩むとマゴチはルアーを追いかけて中層まで上がってくることがあります。このようにマゴチが活発になる潮の流れのタイミングがとても大切です。なので大潮や中潮、小潮などの潮回りよりも、その日の流れの速さで釣れやすさが変わります。それに潮位も関わってきます。潮位が低いと上潮に動く時に強い離岸流が起こりやすく、マゴチの溜まる場所ができてポイントを絞りやすくなります。それにポイントが浅くなるので海底にいるマゴチを探りやすくなります。

【マゴチが釣れる潮回り】

  • 満潮前後と干潮前後の潮が緩い時が一番釣れやすい
  • 程良い流れの速さだとマゴチは活発になる
  • 流れが速い時は、速い場所と緩む場所の境目にいることが多い
  • サーフエリアでは潮位が低いときの上潮は離岸流が起こりやすい
  • 潮位が低いと海底にいるマゴチを探りやすい

場所によって流れの速さは違うため、マゴチの反応が良い流れの速さを見つけることが大切です。潮の速さによっても有効なルアーや誘い方は違うため、マゴチがよく釣れた潮の速さを覚えてその流れの速さにあったルアー選択をすることでよりマゴチを釣りやすくなります。

⑦佐渡のマゴチを釣る道具

強めのロッド選び

【ロッド】

  • シーバスロッド、ライトショアジギングロッド、サーフロッド
  • 9〜11フィート(サーフなどの飛距離が必要な場面)硬さはM〜Hクラスがおすすめ
  • 8〜9.5フィート(小場所や漁港など)硬さはM〜MHクラスがおすすめ

【リール】

  • スピニングリール2500番手は〜4000番がおすすめ
  • HGギアがおすすめ

【PEライン】

  • PEライン1号〜2号編み込み数はお好み(X4、X8)

【リーダー】

  • 4号〜8号ナイロン、フロロカーボンお好み

マゴチを狙う時のロッドは場所によって適正の長さが変わります。サーフでマゴチを狙う時は遠投ができる長いロッドがおすすめですが、慣れていないと扱いずらいため万能な9フィートのロッドをおすすめします。マゴチの口は硬く針がしっかり貫通しにくく、バレやすいです。なので針が貫通しやすい少し硬めのMHロッドが良いと思います。リールは3000番にPEライン1.5号、リーダー5号がおすすめです。

⑧佐渡のマゴチ実績ルアー&ルアーBOXの中

【プラグ】

  • シンキングペンシル(90〜120mm)

マゴチは海底にいるため基本は底を狙います。こういった時にはシンキングペンシルが有効です。飛距離が出しやすく、マゴチ狙いには有効なプラグです。

  • ミノー(90〜120mm)

フローティングとシンキングで種類はありますが、どれも安定したアクションで水深キープが容易なルアーです。ゆっくり巻いてもしっかり動いてくれてマゴチ狙いには浅瀬で有効なルアーです。

【ワーム】

  • ジグヘッドリグ(3〜6inch)

ジグヘッドワームは水深があるところから浅瀬のサーフまで幅広く対応しています。ナチュラルなアピールでワームでしか反応しない場面もあります。マゴチゲームでは一番出番の多いルアーです。

  • テキサスリグ(3〜6inch)

根がかりが想定される場所では特に活躍します。岩礁帯や障害物周りを探る時に根がかりを軽減するので特定のポイントで活躍します。デメリットとしては魚の掛かる確率がジグヘッドリグより落ちるため、サーフなどの根がかりが少ない場所ではあまり出番はありません。

【メタルジグ】

  • スタンダート(20〜30g)

メタルジグの標準的なタイプです。メタルジグは飛距離、沈下速度に優れているため多くの層を効率よく探ることができます。ある程度水深のあるエリアや飛距離が欲しい場所でとても有効なルアーです。

  • スロージグ(20〜40g)

メタルジグでも少し幅の広い短めのメタルジグです。シルエットが小さいですが重さがあるので飛距離が出ます。ジグの形が左右対称ではなく片側だけ形状が違うことが特徴です。ジグが落ちる時に枯れ葉が落ちるようにヒラヒラ揺れるので弱った魚を演出できます。日中限定で使えるルアーで深場でも沈下速度が速いため効率良く探ることができます。

  • スピンテール

テールにブレードが付いており、ルアーを巻くことによってブレードが回って波動がでます。フラッシング効果や波動などでマイクロベイトパターンに有効なルアーです。ベイトが小さい時には特に活躍するので一つはルアーBOXに入れておいても損はしません。

【バイブレーション】

  • 鉄板

巻くだけで波動が強く出るルアーです。飛距離も出せるのでサーフや深場までメタルジグのように探ることができ、沈下速度が速いので幅広いエリアに対応しています。

☆実績ルアー

【BlueBlueニンジャリ】

このワームはワインド釣法という釣り方で使います。ダートというワームを跳ねさせるアクションでテンポ良く海底付近を探る釣り方です。着底したら竿を縦にあおり、ワームを2秒に一回のテンポでダートさせて何度か繰り返したら着底させます。ルアーを海底から離れすぎないように調整しながら活性の高いマゴチを探る方法です。この釣り方のメリットは活性の良いマゴチが周辺にいないか広範囲にアピールでき、その場を効率よく探ることができます。リアクションバイトも狙えるため、あまり活性の高くないマゴチの真上をルアーが通っても反応しやすいのでおすすめです。周辺にいるマゴチをまとめて狙えます。デメリットをあげるとすると少し高価なルアーなのと、飛距離が少し物足りないことです。それに上下に計2本の針があり、1本の針よりも根がかりがしやすいことです。ですがそれ以上にメリットが大きく、このルアーは針が上下についていていることでフッキングが決まりやすいのと、針が細く鋭いので硬いマゴチの口でも貫通しやすいです。ダートさせた時と沈下する時の姿勢も安定していたり、ワーム素材の弾力でハイアピールができます。付け外しが押し込むだけで簡単に誰でも曲がらずにワームとジグヘッドの装着ができます。ワーム素材もちぎれにくいので長く使えるルアーです。デメリットよりメリットが大きいルアーなのでとてもおすすめです。サイズはSS、S、M、Lと4種類あるので狙い魚種ごとにサイズを変えられます。

☆ルアーBOX

  • ニンジャリM(BlueBlue)

  • ジョルティ22g(BlueBlue)

  • ビーチウォーカーハウルシャッド27g(DUO)

  • マナティ(オンスタックルデザイン)+ZZヘッド(オンスタックルデザイン)

  • パワーシャッド5inch(エコギア)+テキサスリグ

飛距離が出るワームやワインド釣法に使うワーム、テキサスリグに使うワームといくつか種類を持っていると良いです。カラーも暗い色や派手な色、夜行カラーなどバリエーションがあると釣りやすいです。

  • ぶっ飛び君95S(ジャンプライズ)

  • スローブラットキャストワイド30g(パームス)

  • ローリングベイト88(タックルハウス)

  • ジグパラブレード75(メジャークラフト)

  • セットアッパー125SーDR(ダイワ)

サーフエリアでは飛距離が出るルアーが有利になります。他にも海底を擦らずにルアーを通す層を調整できるルアーなども持っていると便利です。この中でも最も実績があるルアーはメタルジグです。効率良く探れるのでルアーBOXに一つは入れておきたいルアーです。

⑨佐渡のマゴチの釣り方

ルアーを海底から離しすぎない

マゴチを狙う時の釣り場選びは海底が砂地エリアになっている場所を選びましょう。初めて訪れる場所では海底の地形がわかりずらい時があるので、まずは地形のわかりやすいサーフや河口などでマゴチを狙うと釣りやすいです。サーフのエリアではまず地形の変化がある場所を探します。駆け上がり、地質の変化などにマゴチは溜まりやすいのでこのような変化のある場所をルアーで探りましょう。流れのある河口や潮通しが良い場所などは特に駆け上がりができやすいです。離岸流ができている場所も岸から沖へと強い流れがある為、周辺の砂が巻き上げられて急に深くなっていることが多々あります。佐渡島のサーフや河口は比較的浅いので特に沈下速度の速いルアーを選ばないといけないというシチュエーションは少ないです。自重が重いルアーは強い流れの中を探りたい時に有効な場面もあります。マゴチを狙う時は基本ワームかメタルジグが良いと思います。ワーム中心で探り、向かい風や飛距離が欲しい時にはメタルジグもルアーローテーションに混ぜます。おすすめのカラーは赤金やイワシカラー、シルエットが強いブラックゴールドやパープルを使います。まずめの朝日や夕日は赤金カラーがとても反応がよく、日が上がるとイワシカラーやシルエットのカラーが好反応なのでおすすめです。夜間だとピンク、チャートカラー、パールホワイトの夜行カラーなどが特に有効です。マゴチを狙うときは日中と夜間では狙い方が違います。それは日の光量で狙うポイントが変わるからです。

まずは日中やまずめの狙い方を説明します。日中のワームでの狙い方は大きく分けて3つあり、ワインド釣法やボトムずる引きと呼ばれる海底をゆっくり巻いてくる釣り方や、リフト&フォールです。これらの共通するポイントは海底からルアーを離しすぎない釣り方ということです。ワインド釣法はダートといってワームを跳ねさせるアクションでテンポ良く海底付近を探る釣り方です。着底したら竿をあおり、ワームを2秒に1回のテンポでダートさせて何度か繰り返したら着底させます。ルアーを海底から離れないようにダート幅やピッチの時間の調整をしながら活性の高いマゴチを探る方法です。ルアーが跳ね上がる時にリアクションバイトになったり、遠くのマゴチにもアピールができます。濁りが少ない時にとても有効でまずめの活性の高い時におすすめの釣り方です。

ボトムずる引きの狙い方は海底をゆっくり巻いてマゴチを狙う方法です。あまり活性の高くないマゴチも釣りやすく、海底付近を丁寧に探りたい時に有効です。ジグヘッドやオモリの重さを調整することによって流れの速い場所や濁りが強い時にも効果的です。晴れて水が澄んでいる時も海底を引くことによって砂が巻き上げられてナチュラルにアピールができます。リフト&フォールは名前の通りルアーを上げて(リフト)落とす(フォール)の繰り返しで狙います。ワインド釣法とボトムずる引きの中間の探り方です。根掛かりするような場所では根掛かり軽減の効果もあり、サーフなどの砂地エリアでマゴチを狙う手段として有効な狙い方です。海底から60cm以下の範囲でルアーが上がるのでマゴチの射程範囲内です。ボトムずる引きに反応が無かった時に使うと反応が取れやすい釣り方です。ボトムずる引きとリフト&フォールはグラブ系、クロー系が特に相性が抜群です。ワインド釣法はピンテールワームや専用ワーム、専用ジグヘッドが売られています。

このようなシチュエーションでは流れの速い場所と緩い場所の境に駆け上がりの形状ができるため、駆け上がりになっている場所をボトムずる引きやリフト&フォールで探ります。流れが速いとマゴチは海底に張り付いて中層より上まで追ってこないため海底を丁寧に探れるアクションがおすすめです。流れが少ない場所やオープンエリア、水深がある釣り場ではワインド釣法が有効です。ワインド釣法は広範囲にアピールができるので集魚力が強く沈下速度は遅いのと柔らかいワームなので食わせ力もあります。そしてどちらもワームでは届かない場所を狙う時はメタルジグやプラグの出番です。フラッシングでハイアピールができ、飛距離が出るのでワームでは届かない場所にいるマゴチにアピールができます。日中はカラーローテーションも大切なので何種類か持っていきましょう。どんなルアーも海底から離すぎないことを意識して探りましょう。日中はこのように探っていくとマゴチを釣りやすいです。

次に夜間ですが夜間はボトムずる引きとリフト&フォールが有効です。ワインド釣法やメタルジグ、プラグは反応が悪くなり、海底を集中的に狙いましょう。ワームカラーは派手なカラーや夜行のワームが特に有効です。暗い時間帯は常夜灯周りにベイトが集まりやすいので常夜灯の海底にマゴチは潜んでいたり、漁港内に入ってきています。このように夜間は範囲が絞れて探りやすいです。街明かりや常夜灯のある場所ではワームのカラーは日中同様でも釣れますがサーフや河口の暗闇では明るいカラーを使いましょう。このように夜間と日中では使うルアーと探る場所を変えることでマゴチが釣れやすくなります。他にもマゴチは口が硬いため針の掛かりが悪く、掛けてもバラシが多い魚でもあります。なのでフッキングを気持ち強めで合わせることで貫通してしっかり掛かるのでマゴチの合わせ方も重要です。フックセッティングを工夫することでバラシや根がかりを減らせます。

まとめ

マゴチは海底にいる魚なので海底をどうやって探るかで大きく釣果に関わってきます。私はマゴチが日の光量で活性に大きく影響すると思います。潮の流れやベイトも影響はしますが時間帯で毎回釣れるタイミングが存在するような気がします。その時間帯とは朝まずめと夕まずめの日が隠れている薄暗い時間が良く釣れる印象です。マゴチは独特の見た目からヒラメの外道として扱われることが多い魚ですが高級魚でとても美味しい魚です。佐渡島ではいろんな場所で釣れる夏場に楽しめる魚なので一度は挑戦してみて欲しい魚です。

地元アングラーの声

エコギア ロックマックス4″ (ロックフィッシュインパクト)

青物も狙えるので断然メタルジグ派です!

DUOビーチウォーカージャンゴセットが根掛かりしなくてオススメです!

ハイドアップ スタッガーオリジナル3~4インチ(チャートグリーンゴールド)
ECOGEARリングマックス4インチ(スーパーホログラムピンクグロウ)

期間難易度場所ルアー(強い)天候習性佐渡のポイント
1月河口、漁港ワーム加茂湖、国府
2月河口、漁港ワーム加茂湖、国府
3月河口、漁港ワーム加茂湖、国府
4月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション晴れ○産卵加茂湖、国府
5月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション晴れ○産卵岩谷口、加茂湖、国府、素浜
6月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション雨△産卵岩谷口、加茂湖、国府、素浜
7月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション雨△岩谷口、加茂湖、国府、素浜
8月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション晴れ○岩谷口、加茂湖、国府、素浜
9月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション晴れ○岩谷口、加茂湖、国府、素浜
10月サーフ、河口、漁港プラグ、ワーム、メタルジグ、バイブレーション晴れ○岩谷口、加茂湖、国府、素浜
11月河口、漁港ワーム加茂湖、国府
12月河口、漁港ワーム加茂湖、国府

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