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『佐渡島のキジハタ』

新潟県にある佐渡島は360°海に囲まれていて日本海流がぶつかり、釣りにおいてとても環境が良い離島です。佐渡島では毎年多くの「キジハタ」が釣れています。船釣りだけでなく岸からの釣りでも人気なターゲットです。佐渡島はキジハタにとってとても良い環境で、岸から大型のキジハタが何度も釣れていて気軽にできる釣り場でも沢山のキジハタが釣れています。今回は高級魚でありながら、ロックショアでも人気なターゲットのキジハタを岸から釣る方法を紹介します。
①キジハタとはどんな魚か

キジハタは成長が遅い
キジハタはスズキ目ハタ科マハタ属の魚で高級魚として扱われている魚です。体には独特の斑点模様があり、赤と黄色の色をした根魚です。見た目が似ている「アカハタ」「アオハタ」といった魚もいます。体長は20〜30cmの大きさの個体が多く、最大で60cm程にまで成長します。キジハタは北海道を除く日本全域に生息していて、暖かい地方に数多く生息しています。成長速度がとても遅い魚で孵化して4年で 30cm程にしか成長しません。40cmまでなるには10年くらいかかると言われており、その大きさになると雌から雄へと性転換する魚です。
【キジハタの捕食するもの一覧】
- 「魚系」イワシ、アジ、サヨリ、サバなど
- 「甲殻類」カニ、エビなど
- 「軟体」イカなど
- 「貝類」二枚貝系
- 「虫類」アオイソメ、ゴカイなど
キジハタは幅広い種類の生物を捕食します。特に小魚と甲殻類を主に捕食することが多く、餌釣りだけでなくルアー釣りでも良く釣れる魚です。
②佐渡でキジハタが釣れる時期

キジハタは夏が本シーズン
佐渡でキジハタが釣れる時期は水温が上がる夏場が特に釣れやすいです。水温が上がり始める春の5月くらいから釣れ始め、秋の終わり11月まで釣れます。水温が下がるとキジハタは深場に落ちるため岸よりにはほとんどいなくなります。ですが船着場や地磯などの水深がある場所には稀に冬場でも釣れることがあります。キジハタの適水温は15〜25℃と比較的暖かい水温を好む魚なので冬場はなかなか岸際にいても活性が下がっているのであまり捕食をしません。キジハタの産卵時期は7〜8月でこのタイミングが一番岸よりに接岸します。産卵の前後は荒喰いをするので釣れやすい傾向にあります。
【キジハタが釣れる時期】
- 産卵時期は7〜8月にかけて
- 夏場が釣れやすい(6月〜9月)荒喰い
- 春から秋にかけて釣れる(5月〜11月)
- 適水温15〜25℃
冬場はキジハタが深場に落ちるので基本は沖に出ていしまいますが稀に小さい個体ですが、漁港周りに残ってしまうキジハタもいます。このようなキジハタ岸壁沿いに大人しくしているので冬場は岸壁沿いを狙うと釣れやすいです。そもそも冬場は岸よりにいる個体数がかなり少ないため、キジハタを狙う時は春から秋にかけて狙うことをおすすめします。
③佐渡でキジハタが釣れる時間

キジハタは夜行性
キジハタは昼間は根や障害物に隠れて餌が通るのを待ち構えています。夜間は活発になり、積極的に餌を求めて回遊します。キジハタは夜行性の魚で特に夕まずめから朝まずめにかけてが活性が高いです。ですが夜行性だからといって昼間は全く釣れないという訳ではありません。日中は根の周りにいるキジハタにピンポイントで狙うことによって昼間でも釣ることが可能です。夜間の回遊し始めるキジハタを狙うよりも昼間の居着いているキジハタの方が釣りやすいことがあります。なので昼も夜もキジハタは釣れますが狙い方が違うのと、昼と夜の間の夕まずめと朝まずめが最も釣れやすいです。
【キジハタが釣れる時間帯】
- 一日中釣ることは可能
- 朝まずめと夕まずめがとても釣れやすい
- 昼間は根回りで大人しくしていて、夜間は回遊する(夜行性)
キジハタは時間帯で釣り方が変わります。夜間は回遊待ちをしたり、昼間はランガンスタイルで居着いているキジハタを狙う形になります。夜間にも居着いているキジハタはいるのでこのキジハタを狙ってランガンすることもできますが、暗い夜間は足場が見えにくいため気をつけましょう。
④佐渡でキジハタが釣れる天気

時化後はキジハタが浮上する
キジハタを釣る時に正直あまり天候の影響は無いような気がします。なぜなら深場や潮通しが良い場所にいることが多いので濁りが発生しにくく、水温変化が少なく安定した水温なのでキジハタ釣りにはほとんど影響しません。ですが海が時化たあとはキジハタが餌を探しに中層まで上がってきます。なので海が時化て収まった時はキジハタが釣れやすい傾向にあります。それ以外はあまり大きな影響はなく、日中は曇りや雨の方が少し釣れやすかったり、晴れていた方が朝まずめと夕まずめの釣れる数が少し多かったりなどします。
【キジハタが釣れる天気】
- 海の時化が収まった時が釣れやすい
- 雨や曇りは日中でも釣れやすい
- 晴れている時は朝まずめと夕まずめが特に釣れる
雨の日は足場がぬかるんでいたり、磯場は滑ることがあるので気をつけましょう。時化後も釣り場に入れるかの判断や波が危なくないかの確認などの状況判断が大切なので、無理はせずに危ない時にはやめましょう。キジハタを釣るにはキジハタが棲みつく場所をしっかり把握することが大切です。場所をしっかり抑えることで日が昇りきった昼間でも沢山釣ることが可能です。
⑤佐渡でキジハタが釣れる場所

キジハタは岩陰に潜む
上でも説明した通り、昼間のキジハタは根回りや障害物、藻場などの身を隠せる場所に棲みつくので沈み根やテトラ、堤防などに居着いています。なので漁港や地磯、テトラ帯でも釣ることが可能です。夜になると根回りから出て回遊を始め、砂地の場所やゴロタ場などでエビを捕食しに回遊をします。なので深場の砂地エリアやゴロタ場でも釣ることが可能です。水深が浅すぎるとなかなか回遊して来ませんがサーフエリアでも岩礁帯混じりで潮通しが良かったり、水深があればキジハタは釣れます。特に釣りやすい場所は砂地混じりの地磯が狙いやすいです。キジハタはベイトが流れてくるのを待つ習性があり、潮が速い場所の海底や、流れが速い場所から急に潮が緩くなる場所に棲みついたりします。
【キジハタが釣れる場所】
- 地磯や漁港周り、堤防、テトラ帯など
- 夜間は水深があって岩礁帯が近くにあるサーフ、ゴロタ場でも釣れる。
- 砂地混じりの潮通しが良い地磯や藻場が特に釣れる。水深があるとより良い。
- 潮通しや流れがある場所
- 流れが速い場所の海底にいる。
- 流れが速い場所の周りにある、急に潮が緩む場所にいる
意外と知られていないのが藻場周辺にキジハタがいるということです。砂地のエリアに藻が沢山あると、エビやカニなどの甲殻類が棲んでいるので周りにキジハタがいる可能性が高いです。藻場はキジハタにとって隠れ家にもなります。磯場だけでなく、砂地エリア、漁港、藻場などいろんなところを探ってみてください。水深がある場所には沢山いるイメージがあります。佐渡島ではキジハタが釣れやすい場所と、釣れにくい場所で別れています。釣れやすい場所は下記の分布図通りになります。

<佐渡島のキジハタ生息域>
このような地域はキジハタが釣れやすいです。特徴としてはこの分布の場所は磯混じりの地形が多く、逆に分布外は遠浅の砂地が広がっている場所がメインとなります。分布外の漁港周りは釣れない訳ではありませんが磯場が周辺にあったり、水深がある場所は特に釣れやすいです。
【主な佐渡のキジハタ狙える釣り場】
- 稲鯨(地磯)
- 風島(石積み堤防)
- 野崎鼻(地磯)
- 平根崎(地磯)
佐渡島でキジハタ狙う時には主に地磯がメインになってきます。漁港の内側周りでも釣れますが基本立ち入り禁止の場所が多く、キジハタを狙う時には地磯をおすすめします。この中でも実績が高い場所は平根崎です。磯場ですが所々に砂地があり、根回りも多いのでキジハタには条件がとても良い釣り場です。水深があって潮通しが良いためベイトも多く、キジハタのサイズと数共々狙うことができます。他にも稲鯨、野崎鼻、風島でも釣れます。
⑥佐渡のキジハタが釣れる潮回り

キジハタは大潮、中潮が釣れやすい
キジハタは潮回りも大切です。小魚や甲殻類が流れてくるのを待っているキジハタは潮が動いていると特に口を使いやすいです。キジハタは潮通しが良い場所にいることが多い理由は、ベイトが流されてきやすいからです。潮が動いていないとベイトも流れてこないため、潮が止まるとキジハタは食い渋ることがあります。そして甲殻類を捕食するキジハタにとって潮位も関係していて、潮位が上がると干潮時に陸に出ていた場所が水に浸かるため、そこにいたカニは潮で流されやすくなります。なので潮位が上がる上潮や満潮から下潮のタイミングが魚の反応が取れやすいです。潮が引くことによってこのタイミングも甲殻類は流されやすくなります。潮位が高いと活性が上がりやすいので潮の勢いがあり、干満差の大きい大潮や中潮好ましいです。
【キジハタが釣れる潮回り】
- 大潮、中潮が良い(干満差や潮の勢いがある)
- 潮位が高い時が良い
- 上潮か満潮からの下げ始めが良い
キジハタが何を捕食しているかによってルアーへの反応が変わります。大きく分けて甲殻類を意識しているか小魚を意識しているのかでルアーを変えていくことをおすすめします。
⑦佐渡のキジハタを釣る道具

パワーのあるロッドを選ぶ
【ロッド】
- ロックフィッシュロッド、シーバスロッド、ライトショアジギングロッド
- 7〜8フィート(ライトなキジハタ狙い。漁港や堤防など。)硬さはML、Mクラスがおすすめ
- 8〜9.5フィート(地磯や沖磯など)硬さはM、MH、Hクラスがおすすめ
【リール】
- スピニングリール2500番手は〜4000番がおすすめ
- PG、H、XHギアがおすすめ
- ベイトリール
【PEライン】
- PEライン1.2号〜3号編み込み数はお好み(X4、X8)
【リーダー】
- 4号〜6号ナイロン、フロロカーボンお好み
キジハタを狙う時にはベイトリールとスピニングリールで仕様が大きく変わります。最初はいろんな釣りに兼用で使えるスピニングリールをおすすめします。ロッドは9フィートでリール番手は3000番、ライン1.5号にリーダーは5号がおすすめです。佐渡島でキジハタを狙う時には地磯がメインになると思います。漁港やテトラ周りではライトなロッドでも遊べます。キジハタは根に潜る魚なので擦れることも考えて糸の太さは太めで、ロッドは硬めにして潜られないようなファイトが必要です。
⑧佐渡のキジハタ実績ルアー&ルアーBOXの中

キジハタはロックショアで人気なターゲットで磯場で狙うことが多い魚です。海底にいる魚なのでルアーを海底まで落とすことが前提の釣りなので根がかりをどうやって回避するかが重要な釣りです。それはアクションだけでなく、ルアーの仕掛けの工夫や針の変更などで根がかりをなるべく軽減することができます。
【プラグ】
- シンキングペンシル
シンキングタイプのプラグで、飛距離が出せるのと沈下速度がゆっくりな為、しっかり広範囲にアピールができます。動き出しの浮き上がりが速いので根がかりを回避しやすいです。海底から離れた場所で食わせることもできるので根に潜られることなくやりとりできます。シンキングペンシルはトリプルフックが多いですが根がかりを減らすため、シングルフックに変えることをおすすめします。
【ワーム】
- ジグヘッドリグ
フッキング率が高く、沈下速度が速いです。落ちる姿勢は頭下がりで、巻いてくると水平姿勢になりやすいです。ワームにも種類が沢山あり「ストレート系」「グラブ系」「クロー系」と種類があります。テール形状は「シャッドテール」「カーリーテール」「ピンテール」「パドルテール」といくつも種類があります。状況に応じて簡単にワームを変えることができるので万能です。ジグヘッドは針が剥き出しのため魚のかかりは良いですが根がかりも増えてしまいます。
- テキサスリグ
テキサスリグは根がかりを避けることができる仕掛けです。針先をワームの中に隠せるので根や障害物のある場所でも根がかり無く探ることができます。重りが固定されていないためワーム本来の動きを活かすことができます。ですがアクションの加え方次第では動きが破断してしまうことと、魚がかかる確率が悪いといったデメリットもあります。
【メタルジグ】
- スタンダート
重心が中心にあるスタンダートな形状で、幅広い状況で使えます。落ちる時は比較的真っ直ぐ落ちますが、ひらひらとフラッシングします。飛距離も沈下速度、アピール力も安定しています。フロントとテールにシングルフックを付けると根がかりを軽減することができるのでおすすめです。
- スロージグ
少し幅の広い短めのメタルジグです。シルエットは小さいですが重量があるので飛距離が出ます。ジグの形が左右対称ではなく片側だけ形状が違うことが特徴です。ジグが落ちる時に枯れ葉が落ちるように左右にひらひら揺れるので弱った魚を演出できます。
- スピンテールジグ
テールにブレードのついたルアーです。このテールはフラッシング、波動、小さなシルエットでアプローチができます。ベイトフィッシュが小さい時にとても有効です。トリプルフック使用が多いので根がかりしやすいです。砂地エリアの根がかりしにくい場所や、岩場でも海底と中層の間を通すと根がかりなく海底付近を探れます。
【バイブレーション】
- 鉄板
鉄板はフラッシングと波動が出るルアーです。特に波動がとても強く、キジハタにハイアピールすることができます。沈下速度も速く、広範囲を素早く探れます。
- プラスチックバイブ
鉄板より沈下速度が遅く、浮き上がりが速いので根がかりが少し軽減されます。潮の速さ、水深で使い分けることをおすすめします。
☆実績ルアー
【Berkleyガルプソルトウォーターパルスクロー3inch】
このワームは匂い付きのワームです。キジハタは波動と匂いに敏感で、クロー系のワームは触覚あったり、複数のリブで胴体が柔らかく波動が出ます。甲殻類を意識したワームでボトムを丁寧に探る時に有効です。波動とアピール力、匂いで広範囲のキジハタにアプローチができます。このワームは匂いの影響で他の魚もよく釣れます。デメリットとしてはワーム素材が柔らかいため、消耗が速いのと他のフグなどの魚も沢山集まります。ワームを付ける時に手に匂いがついたり、ワームに漬け込む汁の保管が大変ですが実績はとても強いワームです。他にも形が違う匂い付きワームがあるので形や色でローテーションをすると魚の反応が取れやすいです。このワームは匂いのおかげで餌のように釣れ、魚が釣れなかったことが無いくらい釣り初心者でも楽しめるワームなのでおすすめです。
☆ルアーBOX

- ガルプソルトウォーターパルスクロー3inch(バークレイ)
- バグアンツ3inch(ECOGEAR)
- グラスミノー2inch(ECOGEAR)
- 海太郎うまはたグラブ3.8inch(issei)
ワームはクロー系、グラブ系を使用することが多いと思います。カラーはクリア系、アカキン系、イワシカラーなどを持っていきます。キジハタは匂いや波動に敏感な魚ですのでアピールの強いルアーで探っていくことをおすすめします。日が昇り、反応がなくなってきたらクリア系に変えると急に釣れることがあるのでローテーションしていくことが釣果の鍵になってきます。他にも夜間や薄暗い時間帯に釣りにいく時にはグローカラー(夜光)がとても有効です。

- ジグパラショート30g(メジャークラフト)
- スローブラットキャストワイド30g(パームス)
- サムライジグスロー40g(ダイワ)
- スピンガルフ20g(ima)
メタルジグはスタンダートなジグに加え、飛距離が出るジグ、スロージグ、スピンテールジグなどバリエーションが違うメタルジグを持っていきます。個人的にメタルジグのカラーは赤金がよく釣れるイメージなので必ずルアーBOXに入れるようにしています。メタルジグは根がかり軽減の為、シングルフックをフロントとテールに1つずつ付けることをおすすめします。
⑨佐渡のキジハタの釣り方

根回りを重点的に探る
佐渡でキジハタ釣りをする時には地磯がおすすめです。潮通しが良く、水深があり、砂地混じり地磯がキジハタ釣りにとても良い傾向にあります。このような場所では沈み根や湾になった場所を探ります。潮が急に緩む場所にはキジハタがついていることが多いのでジグヘッドリグかテキサスリグなどの食わせ力のあるワームから探ります。佐渡の磯場では急に深くなるブレイクと呼ばれる場所が手前にあることが多く、このような場所から念入りにワームで探っていきます。ワームはクロー系かグラブ系のシャッドテールで探ることをおすすめします。なぜこの2種類かというとキジハタが小魚と甲殻類のどちらを意識しているかで反応が変わるからです。クロー系は甲殻類を意識したルアーなのであまり海底から離さずにじっくりリフト&フォールや弱いダートアクションで探ります。シャッドテールでは高く跳ね上げたり、緩急のつけたただ巻きで海底から離して、キジハタに広範囲にアピールします。このように手前ではナチュラルに探れるワームを中心にローテーションをしていきます。手前が探り終わったら飛距離が出るメタルジグを使います。ワームでは届かない場所を探れるため、居着いているキジハタを探るのにはとても有効です。アクションはスローなワンピッチジャークを4回ほどしゃくり、海底まで落とすサイクルを繰り返します。最低限ワームとメタルジグの2種を持っていくと攻略がしやすいです。他のルアーも状況次第ではルアーローテーションに混ぜると渋っているキジハタを釣ることが可能です。

このような場所では図の通りに投げて、ルアーを着底させます。基本は海底付近を探るため自重の重めのルアーを使い、そうすることで極端に流されることは少ないので直線でルアーを通してきます。2回程度探ったら投げる方向を変えて同じように探ります。このように自身の立ち位置から投げられる方向を変えながら探り、終えたら次にルアーを変えて先ほど探った同じルートを探ります。このように2〜3回ルアーを変えつつ同じ場所を探ったら立ち位置を変えます。このようにランガンスタイルでこまめに場所を変えることで数、サイズ共々狙うことができます。海の状況に応じて反応が取れやすいカラー選択ができる方はルアーローテーションは少なくして新しい場所を探りましょう。
夜間にキジハタを狙う時にはワームやバイブレーション、スピンテールなどのルアーがおすすめです。波動や匂い、そして夜行カラーのワームの実績が高いです。夜間はエビの活性が上がり、砂地のエリアでエビが活発になります。このエビをキジハタは捕食しようと回遊をします。エビは動く時に波動を出しやすいのでルアー波動にも敏感になります。バイブレーションやスピンテールは根がかりがしやすいルアーなので使える場面が限られるかもしれません。なので地形が把握できている場所で使うことをおすすめします。キジハタが釣れる佐渡の実際の釣り場の特徴と攻略の仕方も紹介します。
平根崎(地磯)
このエリアは潮通しが良く、水深があり、砂地混じり地磯でキジハタにとても適している場所です。沈み根やちょっとした湾が多くあり、探れる場所も沢山あります。このエリアではワームとメタルジグが良いです。沖にも沈み根があるので飛距離が出るメタルジグが特に有効な場所です。平根崎は荒れやすい場所で、風が吹くとすぐに波立つので入れるかの見極めが大切です。定期的に荒れるため、時化が治る時にキジハタの活性が上がりやすいといったメリットもあります。
稲鯨、野崎鼻、風島(地磯、石積み堤)
これらのエリアは平根崎ほど水深はありませんが潮通しも良く、沈み根が沢山あるポイントです。キジハタの実績も高く、ワームやスピンテールジグ、バイブレーションが有効です。夜間も反応が良いため、根が少ない砂地のポイントに投げると釣れやすいです。日中やまずめの時間帯は沈み根などをしっかり探ることをおすすめします。
まとめ
佐渡島では毎年沢山のキジハタが釣れています。佐渡島はキジハタに好条件な場所が多く、幅広い場所で釣ることができます。大きさは小さいサイズから40cmを超える大型まで釣れるので初心者から上級者までいろんな釣り人が楽しめる人気なターゲットです。メバリングやアジングなどの他の釣りをしていてもキジハタは釣れることがあるので、漁港内などでも気軽に釣ることができます。佐渡で岸からの実績だと50cmを超えるキジハタも上がった実績があります。高級魚でもあり、食べても美味しい魚ですので是非チャレンジして欲しい釣りです。ロックショアで人気なターゲットでもある魚なので、磯場で釣ることが多くなると思います。なので装備を怠らず、安全第一で佐渡のキジハタ釣りを楽しみましょう。
地元アングラーの声
佐渡は漁港の内側で十分30オーバー狙えますよね。サイズならやっぱり沖磯が一番な気がする。個人的にはベイトリールがおすすめですね。
ハイドアップスタッガーオリジナル3~4inch(アミジャコ)がおすすめです。
ECOGEARバグアンツ4″ (ロックフィッシュインパクト)
ECOGEARグラスミノーL(北陸クリアレッドホロ)が良く釣れたのでおすすめ。
期間 | 難易度 | 場所 | ルアー(強い) | 天候 | 習性 | 佐渡のポイント |
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1月 | ▲ | 深場、漁港周り | ワーム | 雨✖️ | 平根崎 | |
2月 | ▲ | 深場、漁港周り | ワーム | 雨✖️ | 平根崎 | |
3月 | ▲ | 深場、漁港周り | ワーム | 雨✖️ | 平根崎 | |
4月 | △ | 深場、漁港周り | ワーム | 雨✖️ | 平根崎 | |
5月 | ○ | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム | 晴れ○雨✖️ | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 | |
6月 | ● | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム、シンペン | 晴れ○曇り○ | 荒喰 | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 |
7月 | ● | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム、シンペン | 雨○ | 産卵、荒喰 | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 |
8月 | ● | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム、シンペン | 雨○ | 産卵、荒喰 | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 |
9月 | ● | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム、シンペン | 晴れ○曇り○ | 荒喰 | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 |
10月 | ○ | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム | 晴れ○ | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 | |
11月 | ○ | 漁港周り、地磯 | ジグ、バイブレーション、ワーム | 晴れ○雨✖️ | 稲鯨、風島、野崎鼻、平根崎 | |
12月 | △ | 深場、漁港周り | ワーム | 平根崎 |